[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[6/9]

6月9日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年6月9日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるよう、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大している。
世界全体の感染数の約30%がアメリカとなっている、発生地の中国は気がついた頃には、世界全体の約1%と一時は爆発的に感染が広がっていたのが嘘のように思える。
6月9日、アメリカ国内の感染者は新たに18,664人が確認され、累計は196万人を超えました。新規感染が2万人を下回ったのは4日ぶりとなる。
死者数が増える中、アメリカ各州では社会経済活動の再開に向けた動きが続いている。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジル、インドでの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
本日までに、中国の累計の感染者数を超えてる国は、17ヵ国にまで感染が拡大しています。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
6月9日のブラジルはの感染者は15,654人となり、累計は70万人を超えた。しかし7日ぶりに新規感染者は2万人を下回った。
ブラジルの隣国ペルーでの新規感染者は、3,181人となった。5月18日以来、22日ぶりの数まで減少した。
ロシアでは、新たに8,970人の感染が確認された。1万人を超えない感染数で横ばいと停滞しているが、なかなか感染の広がりが抑えられてなさそうだ。
6月9日、ヨーロッパで最も感染報告が多いのはイギリスで、新規感染者は1,205人が確認されてた。イギリスでの感染者数はなかなか1,000人以下にならない日が続いている。
ヨーロッパ全体でみると、新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつあり、徐々に減少傾向と落ち着いてきている。
アジアでの新柄コロナウイルス感染国、インドの新規感染は9,983人となり、累計は25万人超えた。
インドは1日の感染者がまだ1万人を超えない、ギリギリの日が4日続いている。
だが、世界第4の感染国イギリスは約28万人のため、このままのペースだと、今週中にインドがイギリスを超えそうだ。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

6月9日、アメリカの死者数は477人と3月中旬から感染拡大して、やっと500人を下回った。実に2ヶ月以上ぶりとなる。
アメリカでの感染報告は2万人以上が多く目立ってますが、死者の数が1ヶ月前を比べると半数以下と変化してきた。医療体制が整って現場が対応できてきたと思われる。
アメリカの死者数を除いたグラフ

6月9日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者は、679人が亡くなった。
ブラジル国内での感染拡大が加速しているため、医療体制が崩れさらなる死者の増加にならないか心配される。
隣国のペルーでの新型コロナウイルスによる死者は106人と被害は感染数に比べて、穏やかだ。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されているが、死者は112人と感染数に対して圧倒的に少ない被害で持ち堪えてます。
6月9日のヨーロッパで死者が多くなったのは、イギリスで55人が亡くなった。新型コロナウイルスが拡大して以来、死者2ケタまで抑えられている。
過去、ヨーロッパで多くの新型コロナウイルスの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減少している。現在では2ケタまでに抑えられスペインでの感染は1ケタが続いている。
アジアでの感染が最も著しいインドの死者は206人となった。8日連続で200人超えた。致死率は3%未満と感染の上位国だがかなり押さえ込めている。
しかし、インドの感染が徐々に増加してるため、医療崩壊して被害が拡大しないか心配される。
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