[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[6/8]

6月8日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年6月8日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるよう、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大している。
世界全体の感染数の約30%がアメリカとなっている、発生地の中国は気がついた頃には、世界全体の約1%と一時は爆発的に感染が広がっていたのが嘘のように思える。
6月8日、アメリカ国内の感染者は新たに22,548人が確認され、累計は194万人を超えました。死者数が増える中、アメリカ各州では社会経済活動の再開に向けた動きが続いている。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジル、インドでの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
本日までに、中国の累計の感染者数を超えてる国は、17ヵ国にまで感染が拡大しています。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
6月8日のブラジルは、昨日と合わせ45,987人となり、累計は70万人に迫っている。
ブラジルの隣国ペルーでの新規感染者は、4,757人と3日続けて4,000人台を推移。
ロシアでは、新たに8,971人の感染が確認された。1万人を超えない感染数で横ばいと停滞しているが、なかなか感染の広がりが抑えられてなさそうだ。
6月8日、ヨーロッパで最も感染報告が多いのはイギリスで、新規感染者は1,326人が確認されてた。イギリスでの感染者数はなかなか1,000人以下にならない日が続いている。
ヨーロッパ全体でみると、新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつあり、徐々に減少傾向と落ち着いてきている。
アジアでの新柄コロナウイルス感染国、インドの新規感染は9,971人となった。累計は24万人超えた。
これにより累計の感染者がスペインを超え、インドが世界第5の感染国と移り変わった。
世界第4の感染国イギリスの累計感染者は約28万人にのぼる、このままのペースだと、今週中にインドがイギリスを超えそうだ。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

6月8日、アメリカの死者数は722人。6月に入って死者は1,000人を下回り始めている。
アメリカでの感染報告は2万人以上が多く目立ってますが、死者の数が1ヶ月前を比べると半数以下と変化してきた。医療体制が整って現場が対応できてきたと思われる。
アメリカの死者数を除いたグラフ

6月8日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者は、昨日と合わせて1,429人が亡くなった。
ブラジル国内での感染拡大が加速しているため、医療体制が崩れさらなる死者の増加にならないか心配される。
隣国のペルーでの新型コロナウイルスによる死者は164人と、徐々に増加している。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されているが、死者は134人と感染数に対して圧倒的に少ない被害で持ち堪えてます。
6月8日のヨーロッパで死者が多くなったのは、イギリスで77人が亡くなった。新型コロナウイルスが拡大してから、初めての2ケタとなった。
過去、ヨーロッパで多くの新型コロナウイルスの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減少している。現在では2ケタまでに抑えられスペインでの感染は1ケタが続いている。
アジアでの感染が最も著しいインドの死者は287人となった。7日連続で200人超えた。致死率は3%未満と感染の上位国だがかなり押さえ込めている。
しかし、インドの感染が徐々に増加してるため、医療崩壊して被害が拡大しないか心配される。
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