[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/29]

5月29日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月29日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大している。世界全体の感染数の約3割がアメリカ。
5月29日、アメリカ国内の感染者は新たに22,406人が確認されました。3日ぶりに2万人を超え。
アメリカでの感染者の累計は172万人を超えた。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
5月29日のブラジルは、新たに26,417人の感染が報告され、1日の数は過去最多となった。世界第1の感染国アメリカを二日続けて超えたことになる。
一方、世界第3の感染国のロシアでは、新たに8,364人が新たに確認された。1万人を超えな日が11日続いて感染の拡大は、横ばいと停滞している。
ヨーロッパで最も感染報告が多いのはフランスで、3,325人の新規感染が確認されてた。昨日の191人から17倍近くに激増している。
ヨーロッパ全体でみると、新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつあり、徐々に減少傾向と落ち着いてきている。
過去、一時的に感染が多かったスペインやイタリアなどは、1日の感染者の数が500人程度までに抑えられていましたが、全体的に1,000人程と若干増加しています。
26日に世界第10の感染国となったインドは、29日の新規感染が6,566人を確認。インドの感染累計が158,333人となり、フランスを抜いて世界第9の感染国と加速している。
30日には世界第8のトルコを超える勢いとなっている。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月29日、アメリカの死者数は1,201人となった。
アメリカでの感染報告は2万人以上が多く目立ってますが、死者の数が1ヶ月前を比べると半数以下と変化してきた。医療体制が整って現場が対応できてきたと思われる。
これまでアメリカでの新型コロナウイルスの累計の死者数10.1万人を超えた。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月29日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者数は1,156人となった。二日続けて1,000人を超える人が亡くなっている。
感染の規模がアメリカと同調しているため、ざっくり計算でもここまでのブラジルの累計死者2.6万人に対して、約2倍の約5万人の方が亡くなる可能性がある。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は174人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられている。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
29日のヨーロッパで死者が多くなったのは、イギリスで377人が亡くなった。一方、多くの感染が見つかったフランスは67人が亡くなられている。
過去、ヨーロッパで多くの新型コロナウイルスの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減少している。現在では100人程度までとなり、少ない時には2ケタまでに抑えられている。
アジアでの感染が著しいインドでの死者は194人となった。、5月中旬から亡くなる方が徐々に増加している。
WHOがパンデミックを宣言
