[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/26]

5月26日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月25日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大している。世界全体の感染数の約3割がアメリカ。
5月26日、アメリカ国内の感染者は新たに20,229人が確認されました。1日で2万人以上とと戻ってしまった。アメリカでの感染者の累計は166万人を超えている。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
5月26日のブラジルは、新たに11,687人の感染が報告された。世界第1の感染国アメリカに次ぐ多さになっています。
一方、世界第3の感染国のロシアでは、新たに8,930人が新たに確認された。9日続けて1万人を超えないよう感染の拡大は、横ばいか徐々に減少してきている。
ヨーロッパで最も感染報告が多いのはイギリスで、1,625人が確認されてた。1週間前と比べて1,000人ほど減少。
ヨーロッパ全体でみると、新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつあり、徐々に減少傾向と落ち着いてきている。
過去、一時的に感染が多かったスペインやイタリア、フランスなどは、1日の感染者の数が500人程度までに抑えられている。
26日、インドで新型コロナウイルスが新たに6,977人を確認した。これによりイランの感染数を超え、インドが世界第10の感染国となった。
インドは、これまで7日続けて感染者が増加している。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月26日、アメリカの死者数は520人となった。6日ぶり、二日連続で1,000人を下回った。
アメリカでの感染報告は2万人以上が多く目立ってますが、死者の数が1ヶ月前を比べると半数以下と変化してきた。医療体制が整って現場が対応できてきたと思われる。
これまでアメリカでの新型コロナウイルスの累計の死者数は、98万人を超えた。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月26日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者数は807人となった。26日の死者は、アメリカを抜いてブラジルが最多となった。
ブラジル政府が感染拡大のなか経済活動を再開しようとしている影響か、感染や死者が5月に入ってから徐々に多くなってきていた。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は91人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられている。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
26日のヨーロッパで死者数が多くなったのはイギリスで、死者数は121人となった。
過去、ヨーロッパで多くの新型コロナウイルスの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減少している。現在では100人程度までとなり、少ない時には2ケタまでに抑えられている。
WHOがパンデミックを宣言
