[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/25]

5月25日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月25日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大している。世界全体の感染数の約3割がアメリカ。
5月25日、アメリカ国内の感染者は新たに19,574人が確認されました。感染者が2万人を下回ったのは13日ぶりとなる。アメリカでの感染者の累計は164万人を超えた。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
5月25日のブラジルは、新たに15,813人の感染が報告された。世界第1の感染国のアメリカと1日での感染数は4,000人差。
一方、世界第3の感染国のロシアでは、新たに8,596人が新たに確認された。8日続けて1万人を超えないよう感染の拡大は、横ばいか徐々に減少してきている。
ヨーロッパで最も感染報告が多いのはイギリスで、2,405人が確認されてた。1週間前と比べて1,000人ほど減少。
ヨーロッパ全体でみると、新型コロナウイルスの感染は小康状態になりつつあり、徐々に減少傾向と落ち着いてきている。
過去、一時的に感染が多かったスペインやイタリア、フランスなどは、1日の感染者の数が500人程度までに抑えられている。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月25日、アメリカの死者数は611人となった。6日ぶりに1,000人を下回った。
新型コロナウイルスの累計の死者数は、アメリカで97万人を超えました。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月25日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者数は653人となった。25日の死者はブラジルがアメリカを抜いて最多となった。
ブラジル政府が感染拡大のなか経済活動を再開しようとしている影響か、感染や死者が5月に入ってから徐々に多くなってきていた。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は153人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられているが、過去最多となった。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
25日のヨーロッパで死者数が多くなったのはイギリスで、死者数は118人となった。
過去、ヨーロッパで多くの新型コロナウイルスの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減少している。現在では100人程度までとなり、少ない時には2ケタまでに抑えられている。
WHOがパンデミックを宣言
