[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/23]

5月23日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月23日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界全体の約3割の感染が確認されています。
5月22日、アメリカ国内の感染者は新たに23,583人が確認されました。11日続けて2万人以上となる。アメリカでの感染者の累計は160万人を超えた。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。特にブラジルの感染拡大が顕著になってきている。
5月21日のブラジルは、20,803人の感染が報告され、2万人超えは初。アメリカの報告数まで3,000人と迫り、ロシアを抜いてブラジルが世界第2の感染国となりました。
ロシアでは、新たに8,878人が確認されています。7日続けて1万人を下回って感染の拡大は、横ばいか徐々に減少傾向してきているが、世界3番目に多い数となっている。
ブラジルがロシアの感染数を抜いたため、ロシアは世界第3の感染国に変わりました。
ヨーロッパで最も感染報告が多いのはイギリスで、3,287人が確認されています。
現在のヨーロッパ全体だと、感染の広がりは徐々に減少傾向と落ち着いてます。
感染が一時的に多かったスペインやイタリア、フランスなどでは、1日の感染者の数が500人程度までに抑えられている。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月23日、アメリカの死者数は1,270人となった。4日続けて1,000人以上が亡くなっている。
新型コロナウイルスの累計の死者数は、95万人を超えました。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月22日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者数は1,001人となった。2日続けて1,000人を超えてている。先週と比べて、1日で平均500人以上増えている。
ブラジル政府が感染拡大のなか経済活動を再開しようとしている影響か、感染や死者が5月に入ってから徐々に多くなってきた。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は149人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられている。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
23日のヨーロッパで多かったのは、スペインの死者数は688人となった。直近1ヶ月で最も多い死者数。前日と比べると10倍以上になる。2番目はイギリスと351人。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやドイツなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると150人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
WHOがパンデミックを宣言
