[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/21]

5月21日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月21日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界全体の約3割の感染が確認されています。
5月21日、アメリカ国内の感染者は新たに23,236人が確認されました。9日続けて2万人以上となる。アメリカでの感染者の累計は155万人を超えた。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルとロシアで急激に新型コロナウイルスの感染が拡大しているのがグラフを見ても明らかになっている。
5月20日のブラジルは、19,951人の感染が報告され、アメリカの報告数にかなり近くまで迫っている。感染が確認された1日の人数19,951人は、ブラジル国内では最多となる。
ロシアでは、新たに8,756人が確認されています。5日続けて1万人を下回って感染の拡大は、横ばいか徐々に減少傾向してきてますが、世界3番目に多い数となっている。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてます。
現在、ヨーロッパで感染の報告が多いのはイギリスで、新たに2,090人が確認された。二日続けて2,000人を下回ったのは初。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1日の感染者の数が500人程度までに抑えられている。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月21日、アメリカの死者数は1,342人となった。2日続けて1,000人以上が亡くなっている。
新型コロナウイルスの累計の死者数は、94万人に迫せまる。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月21日、ブラジルの新型コロナウイルスの死者数は888人となった。1日ぶりに1,000人を下回る。
ブラジル政府が感染拡大のなか経済活動を再開しようとしている影響か、感染や死者が5月に入ってから徐々に多くなってきた。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は135人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
21日、イギリスの死者数は363人となり、1日ぶりに500人を下回った。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペインなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると150人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
WHOがパンデミックを宣言
