[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/20]

5月20日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月20日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界全体の約3割の感染が確認されています。
5月20日、アメリカ国内の感染者は新たに20,883人が確認されました。8日続けて2万人以上となった。アメリカでの感染者の累計は152万人以上にのぼる。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
5月20日のブラジルは、17,408人の感染が報告されました。これは1日での感染者の数が最多となった。
ロシアでの感染者は、新たに9,246人が確認されています。4日続けて1万人を下回って感染の拡大は、横ばいか徐々に減少傾向してきました。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてます。
現在、ヨーロッパで感染の報告が多いのはイギリスで、新たに2,412人が確認された。5月に入って初めて3,000人を下回った。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1日の感染者の数が500人以下までに抑えられてましたが、ドイツで新た1,227人確認された。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月20日、アメリカの死者は1,563人となった。昨日と比べると2倍以上になった。
新型コロナウイルスの累計の数は、91万人以上になっている。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月20日、ブラジルの死者は1,179人となりました。ブラジルでの1日の死者が1,000人を超えるのは初。
ブラジル政府が経済活動を再開しようとしているが、感染も死者も徐々に多くなってきてるようだ。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は115人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
20日、イギリスの死者数は545人となり、5月13日以来に500以上が亡くなった。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペインなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると150人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
WHOがパンデミックを宣言
