[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/18]

5月18日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月18日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界全体の約3割の感染が確認されています。
5月18日、アメリカ国内の感染者は新たに21,357人が確認されました。6日続けて2万人以上となった。アメリカでの感染者の累計は148万人以上にのぼります。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
5月18日のブラジルは、7,938人の感染が報告されました。前日の17日と比べたら半減してますが、世界第3の感染国のイギリスに累計が24万人と並びました。
1日の感染報告はブラジルが多いので、早ければ翌日の19日にはブラジルが超えそうです。
ロシアでの感染者は、新たに9,692人が確認されています。2日続けて1万人を下回ったのは、感染拡大してからは初めてとなります。感染は横ばいから徐々に減少傾向してきました。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてますが、イギリスでは新たに3,142人が確認され累計24万人を超えています。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1日の感染者の数が1,000人以下までに抑えられています。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月18日、アメリカの死者は875人となりました。死者が1,000人を下回ったのは5月12日以来の6日ぶりになりました。
新型コロナウイルスの感染者の数は、増加傾向となってるものの、死者は5日続けて減少。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月18日、ブラジルの死者は485人となりました。5月12日以来、7日ぶりに500人を下回りました。
ブラジル政府が経済活動を再開しようとしてるため、今後の感染拡大が増えていかないか心配されます。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くも確認されていますが、死者は94人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
18日、イギリスの死者数は170人となり、前日の17日よりも半減しました。
一方で感染が小康していたフランスでは死者が483人となりヨーロッパ圏では最多なりました。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペインなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると200人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
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