[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/17]

5月17日までの新型コロナウイルス、海外の感染分布を表すと上のようになります。
これまで感染が確認されてたのは204の国や地域となっています。(国や地域にその他がありますが、不明確なためここでは除外としてます。)
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月17日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界全体の約3割の感染が確認されています。
5月17日、アメリカ国内の感染者は新たに22,142人が確認されました。5日続けて2万人以上となった。アメリカでの感染者の累計は146万人以上にのぼります。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
ブラジルでは、14,919人の感染が報告されています。これは、アメリカに次ぐ多さで、4日連続で今1万人以上で確認されました。また、ブラジルはスペインとイタリアを抜いて世界第4の感染国になりました。
さらにブラジルでは、感染が広がっているなか強行的に経済活動を再開させる、このような動きになっています。さらに感染の拡大が起きようとしています。
3番目に多いロシアでの感染者は、新たに8,807人が確認されています。1万人を下回ったのは1日ぶりです。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてますが、イギリスでは新たに3,450人が確認され累計24万人を超えています。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1日の感染者の数が1,000人以下までに抑えられています。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月17日、アメリカの死者は1,182人となりました。累計は8,8万人以上。
新型コロナウイルス の感染者の数は増加傾向となってるものの、死者は3日連続で横ばい傾向です。
アメリカの死者数を除いたグラフ

5月17日、ブラジルの死者は816人とアメリカに次ぐ数となりました。さらにブラジルでは、6日続けて800人以上が亡くなられてます。
ブラジル政府が経済活動を再開しようとしてますが、これだけ人が亡くなってるので見切り発車は危険に感じます。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くが確認されていますが、死者は119人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。
これに対して欧米メディアがロシアが発表している死者数の報道を巡り「実際は7割多い」「過少報告だ」と報道されています。
17日、イギリスの死者数は468人となりました。ヨーロッパの国では最多の死者数となっています。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペイン、フランスなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると200人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
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