[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/15]

5月15日までの新型コロナウイルス、海外の感染状況を表したグラフです。
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月15日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界の感染者数の約3割となっています。
5月15日、アメリカ国内の感染者は新たに25,959人となりました。3日続けて2万人超え。アメリカだけで感染者の累計は140万人を超えとなります。
全体的にみると横ばい傾向になっていますが、他の感染国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
15日、ロシアでの感染者は新たに9,942人が報告されました。5月3日以来、2週間ぶりに1万人を下回りました。
ブラジルでは、13,944人の感染が報告されています。これは、アメリカに次ぐ多さで、3日連続で増加となり、感染拡大していってます。
さらにブラジルでは、感染が広がっているなか強行的に経済活動を再開させる、このような動きになっています。さらに感染の拡大が起きようとしています。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてますが、イギリスでは新たに3,446人が確認され累計23万人を超えた。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1日の感染者の数が1,000人以下に抑えられています。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月15日、アメリカでの死者は新たに1,701人となりました。14日と比べて若干の減少。また、アメリカで新型コロナウイルスの死者が8,5万人を超えています。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くが確認されていますが、死者は93人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。今後、ロシア国内で爆発的な急増しないか懸念されます。
一方、ブラジルでの感染はロシアを超えています。死者は753人とロシアよりも8倍の多さで、4日続けて800人以上が亡くなってます。
15日、イギリスの死者数は428人となりました。14日より少なくなりましたがヨーロッパの国では最多の報告となっています。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペイン、フランスなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると200人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
WHOがパンデミックを宣言
