[厚生労働省]海外の感染・発生状況について[5/14]

5月14日までの新型コロナウイルス、海外の感染状況を表したグラフです。
データは「新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年5月14日版)の国外の発生状況について」に基づいてます。
世界の新型コロナウイルスの感染状況の推移
世界の感染数の推移が見やすくなるように、動画にしてみました。YouTubeで公開中。
海外の新型コロナウイルスの感染者数の推移グラフ

グラフを見てもわかるように、現在アメリカが感染の中心地として新型コロナウイルスが拡大していて、世界の感染者数の約3割となっています。
5月14日、アメリカ国内の感染者は新たに20,621人となりました。2日続けて2万人超え。
アメリカだけで感染者の累計は139万人近くとなっています。
全体的に見ると徐々に横ばいになるような動きなってしてますが、他の国と比べるとまだ多くの感染者が確認されています。また、ロシアやブラジルの感染が1万人を超えてきたことから、世界の感染状況が変化してきました。
アメリカの感染者数を除いたグラフ

5月1日に、新型コロナウイルスの発生源であった中国でしたが、他の国で感染が広がったことで、感染報告の上位から外れました。
こうしてみると、中国以上に他の国で新型コロナウイルスの感染力がどれだけ驚異なのか感じさせられます。
14日、ロシアでの感染者は新たに10,020人と10日以上続けて1万人を超えています。
さらにロシアは、ヨーロッパで多くの感染が確認されていたスペインやイタリヤ、イギリスを超えて世界第2の感染国となっています。
ブラジルでの感染者は、11,372人の感染が報告されています。これは、アメリカに次ぐ多さ。
さらにブラジルでは、感染が広がっているなか強行的に経済活動を再開させる、このような動きになっています。さらに感染拡大が起こらないか心配されます。
ヨーロッパ圏では、徐々に感染報告の数は落ち着いてますが、イギリスでは新たに3,242人が確認され累計で23万人近くに。さらに、イギリスはスペインの感染数を超え第3の感染国となりました。
イギリスを除く他のヨーロッパの国では、1,000人以下に抑えられています。
海外の新型コロナによる死亡者の推移グラフ

5月14日、アメリカでの死者は新たに1,766人となりました。13日と比べて若干の減少。また、アメリカで新型コロナウイルスの死者が8万人を超えています。
同日のロシアでは、連日の感染報告が1万人近くが確認されていますが、死者は96人と感染数に対して圧倒的に少ない死者に抑えられています。今後、ロシア国内で爆発的な急増しないか懸念されます。
一方、ブラジルでは感染は1万人近くとロシアに近いですが、死者が836人と8倍近くロシアよりも多いです。さらに、3日続けて800人以上が亡くなってます。
14日、イギリスの死者数は494人となりました。13日と比べると少なくなりましたがヨーロッパの国では一番多い報告となっています。
これまでヨーロッパ圏で多くの死者が出ていた、イタリアやスペイン、フランスなどは、徐々に死者が減ってきてて、1週間前と比べると200人前後と半減。少ない時には2ケタまでに抑えられています。
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