タイ国内 強化対象,新たに3ヵ国 危険地域からの入国は外出が禁止

入国審査に関するアイキャッチ

これまでの危険感染症地域の指定した国や地域

危険感染症地域の指定国
中国 韓国 香港 マカオ 
イタリア イラン
危険感染症地域:
1,000人以上の感染者が報告され、地域での感染拡大の事案が14日間連続して報告されている国や地域

危険感染症地域からの渡航者は、次のことが対象となります。

  1. 自宅やホテル等において最低14日間の自己検疫を実施し、自宅等を離れてはならない
  2. 当該期間中は、報告システム)に症状を記録し症状を観察しなくてはならない。
  3. サーベイランスの担当官が渡航者の症状をモニターする。

報告システムについては開発中。

指定の6カ国から入国する場合は、最低14日間外出が禁止されます。

発表された検疫強化が追加対象となる国や地域

検疫強化の対象国

台湾 日本 シンガポール

追加された国

ドイツ フランス スペイン

渡航者の検疫内容について

検疫の対象の国からの渡航者。

対象者は空港でスクリーニングを受ける。

無症状の者を対象に、疾患の疑いのある者を発見することを目的に行う検査。

③ 次の症状がある人は、タイ国内の病院においてウイルス検査を受ける。

体温が37.5度以上ある人で「咳、鼻水、のどの痛み、頻呼吸、呼吸困難」いずれかを伴う症状がある方

タイ保健省から協力の要請

新型コロナウィルスによる感染が多い国や地域からタイへ入国した場合、次についてタイ国内で要請が出ています。

  • 不特定多数の人が多く集まるような場所へ訪れることを自粛する
  • 対象の9カ国から入られた人は、発症までの潜伏期間の14日間は自己観察する
  • タイ入国後の14日以内の間に風邪のような症状が出た場合は、速やかに病院へ

予防策としてマスクの着用や手洗いうがい、アルコールによる消毒をお願いします。

タイへ入国で発生した事案

日本への渡航歴のあるタイ人感染者が、日本への渡航歴を当初申告していなかった事案が発生し問題となりました。

これが日本からだけではなく、他国への渡航歴についても申告が漏れてる可能性も考えられます。

タイ保健省からの新型コロナウィルスに関する発表内容

3月11日夜、タイ保健省は、タイ感染症法に基づく新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) 対策の内容について以下のとおり発表しました。

 

  • 日本を含む感染が拡大している地域(現時点では、日本、台湾、シンガポール、ドイツ、フランス及びスペイン)からの渡航者は、観察下に置かれるが、必ずしも自宅待機は要請されていない。
  • 危険感染症地域(韓国、中国、イタリア及びイラン)からの渡航者は、自宅等における自己検疫となり、外出が禁止される。

 

詳細は、保健省の公表資料から確認できますが、概要は以下のとおりです。

なお、今回のタイ保健省からの発表内容については、以下のリンク先から確認できます。

 

 

  1. 渡航者が、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の患者、またはそれが疑われる者(※)である場合
    ※ 37.5度以上の発熱があり、咳、鼻水、のどの痛み、息切れのいずれかの症状がある者
    ・ 職員は、厳格に法律を適用し、検査、治療、臨床診断、隔離、検疫のために渡航者を医療施設へ移送する。
  2. 上記1に該当しない場合で、危険感染症地域(現時点では、韓国、中華人民共和国(含:マカオ、香港)、イタリア及びイラン)からの渡航者
    ・ 自宅等において最低14日間の自己検疫を実施しなければならず、自宅等を離れてはならない。
    ・ 当該期間中は、報告システム()に症状を記録し症状を観察しなくてはならない。
    ・ サーベイランスの担当官が渡航者の症状をモニターする。
  3. 上記1に該当しない場合で、地域での感染が拡大している地域(現時点では、日本、台湾、シンガポール、ドイツ、フランス及びスペイン)からの渡航者
    ・ 最低14日間の自己観察を行うための観察下に置かれる(検疫なしの監督)。
    ・ 上記2と同様に、当該期間中は、報告システム()に症状を記録し症状を観察しなくてはならない。
     なお、この報告システムについては、現在開発中であるとのことです。
    ・ サーベイランスの担当官が渡航者の動きや誰と接触したかをモニターするために、渡航者は疾病管理官に訪問先を通知しなくてはならない。
    上記2と3の者が、14日の間に発熱や症状がある、または疑われる場合には、すぐに疾病管理官に連絡しなければならない。

 

また、保健省が公表している「Q&A」には、例えば以下のような記載があります。

  • 危険感染症地域(Disease Infected Zones)とは、1,000人以上の感染者が報告され、地域での感染拡大の事案が14日間連続して報告されている国や地域。
  • 地域での感染が拡大している地域(Ongoing Local Transmission Area)とは、2週間連続して感染者が報告されている国や地域。
  • 自己観察(Self-Monitoring)とは、タイに到着してから14日間、1日2回検温を行い、呼吸器症状と発熱がある場合には、すぐに地域の保健当局に報告すること。

 

上記のとおり、現時点では、日本からの渡航者については、危険感染症地域からの渡航者とは異なり、一律に外出が禁止されているものではありませんが、日本を含めた各国の感染者数等の状況等を踏まえ、今後「危険感染症地域」が見直されることもありますので、引き続きタイ政府からの発表等の最新の情報収集に努めて下さい。

また入国時や病院受診時など、必要な場合にはきちんと日本等への渡航歴をご申告いただくようお願いします。

なお、現時点ではタイ教育省の措置は変更されておりません。

外務省海外安全ホームページ
在タイ日本国大使館ホームページ
タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control)

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