新型肺炎:コロナウイルス 初期症状、発症から対処と気を付ける薬品

新型肺炎コロナウイルスアイキャッチ

中国の武漢で集団感染が確認され、いまや世界各国で猛威を奮っている新型肺炎コロナウイルス 。

感染するかもしれないと思って外に出るのが怖くなってきました。

医療機関で研究が急がれてる現状ですが、どういったものなのでしょうか?

新型肺炎:コロナウイルスの症状について

コロナウイルスの画像

出典:国立感染症研究所

中国湖北省武漢市で発生したコロナウイルスの症状は WHO=世界保健機関によると、ウイルスに感染して発症すると発熱やせき、息苦しさや呼吸困難といった呼吸器の症状が出ると発表されてます。

重症化すると、肺炎を引き起こしたり、腎臓の機能が低下したりして、死亡することもあります。

新型コロナウイルス:初期症状

喉の痛みや発熱など風邪のような症状。

37.5℃程度の発熱と強い体のだるさを訴える人が多いという特徴。

人によっては鼻づまりや鼻水、頭痛、痰や血痰けったん、下痢などが生じることも。

およそ5~7日間程度続き、重症化しなければ次第に治っていく。

新型コロナウイルス:重症化

初期症状が5〜7日間で回復に向かわず重症化すると、肺炎を発症し、呼吸が苦しくなる、いわゆる呼吸困難の状態に陥ることがあります。

また肺炎だけでなく、上気道炎や気管支炎など、そのほかの呼吸器系器官にも炎症が生じるケースもあります。

新型コロナウイルス感染症が重症化し、肺炎が生じても、半数以上の場合は症状に対する治療を行うことで徐々に回復します。

しかし、肺炎が悪化し重篤化すると、急性呼吸器症候群(ARDS)や敗血症性ショック、多臓器不全などが起こり、場合によっては死に至るケースもあります。

重症化する特徴

  • 高齢者、糖尿病、心臓や肺などの持病を持っている
  • 免疫抑制剤や抗がん剤治療を受けている

などの理由で免疫機能が低下している人はリスクが高いと考えられます。

インフルエンザと違い、乳幼児・小児ではリスクが高いということはなさそうだと考えられています。

新型コロナウイルス:潜伏期間

10日前後とする一方、最も短くて1日、長くて14日だとした上で、大きな特徴として、潜伏期間中もヒトに感染する点があります。

また体調不良で病院を訪れ感染したと分かるまで10日を様したケースが報告されているため早期発見は難しそう。

新型コロナウイルス:死亡例について

健康な人と比べ、元々なにかの疾患がある方に感染してたケースで多く亡くなっていると発表されてます。

発症者の7割が40歳超という報告があるなど中高年に多く、高血圧や糖尿病などの持病がある人はリスクが高いことが分かってます。

新型肺炎の致死率:40代以下は1%未満とWHO見解

2020年2月17日、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスによる肺炎について記者会見で致死率は2%程度で比較的低いとの見解を示しました。

過去に発生した、「重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)ほど致命的ではない」との見解を示しました。

中国政府が明らかにした中国国内の感染者約4万4千人のデータの調査結果を引用して述べた。
(調査は中国の専門家チームによるもの)

致死率は年代が上がるほど高くなる。

年代の致死率
  • 40代以下:1%未満
  • 50代1.3%
  • 60代:3.6%
  • 70代:8.0%
  • 80代以上:14.8%

新型コロナウイルス:効果が期待されてる薬品

2020年3月18日現在:治療効果が期待さる薬品

今のところ、特効薬はありませんが、すでに別の感染症などに使われている薬が使える可能性があるとして、国内外で実際に患者への投与が行われ、効果や安全性の検証が進められています。

  • エイズの発症を抑える抗ウイルス薬「カレトラ
  • インフルエンザの治療薬「アビガン」
  • エボラ出血熱の治療薬として開発が進められた「レムデシビル」
  • 抗マラリア薬の「リン酸クロロキン」
  • 吸引するタイプのぜんそくの治療薬「オルベスコ」一般名「シクレソニド」
  • 新型コロナウイルスに感染し、治癒した患者から提供を受けた「血しょう」を使った治療

2020年2月2日:インフルエンザ薬とHIV薬で回復

新型コロナウイルスによる肺炎の治療で、注目を集めているのがエイズウイルス(HIV)の治療薬。

タイではインフルエンザ薬とHIV薬の両方を重症患者に投与し、症状回復を確認したと発表がありました。

混合薬を中国人患者に投与したところ、48時間以内に陰性の検査結果が得られたようです。

日本でも国立国際医療研究センターが、患者の同意を得て抗HIV薬を適応外で使用したと発表がありました。

症状改善が抗HIV薬の効果かどうかは、まだ検証が必要だが、異なる病気向けの薬が効く可能性があるようです。

新型肺炎で飲まないよう警告中の薬品

新型コロナウイルス感染症を悪化させる可能性がある。

イブプロフェン

炎症や痛みを抑え、熱を下げる薬(消炎鎮痛薬)であるイブプロフェンは市販の頭痛・生理痛薬の主成分によく使われているだけでなく、市販のかぜ薬(総合感冒薬)にも配合されている商品があります。

イブプロフェンは非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs=エヌセイズなどと読みます)という種類の薬です。市販の痛み止めに使われている代表的なNSAIDsには他に、「アセチルサリチル酸(アスピリン)」、「ロキソプロフェン(ロキソニン)」などがあります。

サイトカインストームが起こる可能性がある

「NSAIDsは細胞が障害を受けたときに体内でつくられる『プロスタグランジン』という物質の働きを阻害することで炎症や痛みを抑え、熱を下げます。しかし、プロスタグランジンの働きが過度に抑えられると、免疫細胞を刺激する『サイトカイン』という物質が過剰に作られることがわかっています。そのために免疫細胞が暴走して、ウイルスなど外敵だけでなく、健常な細胞や組織まで攻撃するようになるのです。これをサイトカインストーム(サイトカインの嵐)と言います」

サイトカインストームが起こると、免疫細胞が肺の細胞を傷害して、重篤な肺炎を起こすことがあります。また、肝臓、腎臓、心臓などの器官も傷害して多臓器不全に陥り、死に至るリスクも高くなります。松山教授は、中国・武漢で肺炎の死亡者が多かったのは、NSAIDsによるサイトカインストームの多発も一因ではないかと推測しています。

出典:臨床医に聞いて分かった“飲んではいけない薬”の真偽 | 文春オンライン

新型肺炎:コロナウイルスの病名は「COVID-19」

2020年2月11日、世界保健機関(WHO)は、中国を中心に流行している新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19(コーヴィッド19)」に決定したと発表がありました。

COVID-19は「コロナ(Corona)」、「ウイルス(Virus)」、「病気(Disease)」という単語と、この病気がWHOに報告された「2019年」の組み合わせでできている 。

厚生労働省から新型肺炎コロナの受診目安を公表

相談をする判断基準
  1. 37度5分以上の発熱が4日以上が続く時
  2. 強いだるさや息苦しさがある場合
  3. 高齢者や持病(糖尿病、心不全など)2程度症状が続く時
  4. 妊娠中の方は早めの相談
  5. 子供は一般人と同じタイミングで判断

症状が続く人はすぐに医療機関を受診するのではなく、まずは帰国者・接触者相談センターに電話で相談します。

電話番号はフリーダイヤル「0120-565653」、FAX「03-3595-2756」、相談は午前9時から午後9時まで毎日受け付けています。

そのうえで、相談センターは、必要に応じて専用の外来への受診を調整する形になる。

相談後、医療機関にかかるときのお願いとして、

ここにタイトルを入力します
  • 帰国者・接触者相談センターから受診を勧められた医療機関を受診し、複数の医療機関を受診するのは控える。
  • 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いやせきエチケットを徹底する。

このように呼びかけています。

帰国者・接触者相談センターとは

「帰国者・接触者相談センター」は、感染が疑われる人からの電話相談に応じる専用の窓口です。

専用の外来は、混乱を避けるため、一般には公開されていません。

相談センターは16日の時点で、全国の保健所など合わせて536か所に設置され、各都道府県で最低でも1か所は24時間対応するようになっています。

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さいごに

新型コロナウイルスに関して、油断できない状態が続いてます。

1人ひとりの意識することで感染予防に努めるしかないようです。

マスクは手に入りにくい状況ですが、外出の際にはしばらくは必需品に、あとは手洗いうがいに身の回りの消毒を習慣しましょう。

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